日付: 2016年12月05日

投稿者: 管理者

件名: ビオチン療法

ビオチン療法とは、ビオチン(ビタミンHまたはビタミンB7)を常用量(1日0.5~2mg)の5倍程度(保険では1日9mg)を皮膚の症状の程度に応じてワセリンで薄めたステロイド軟膏の外用療法を併用するアトピー性皮膚炎治療法のこと。

 皮膚疾患が改善した後は、ビオチン内服療法だけとなります。また尋常性乾癬類似の掌蹠膿疱症及び掌蹠膿疱性骨関節炎の治療としても応用されています。

・この療法は患者の生活指導が重要で、8時間ごとのビオチン服用、生卵の白身の摂取禁止(黄身、加熱した白身は可)、禁煙、ヨーグルトの食べ過ぎに注意

・掌蹠膿疱症では骨変化が起こっているため、1年程度は運動を禁止

     出典:日本薬剤師会雑誌 2005.2

新規コメント